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デジタル化とともに2色印刷が減り、予算が足りないときなどはオンデマンド印刷の方法をとることが今ではスタンダードになったような気がしますが、2色刷りしたものが好きなので2色印刷が絶滅しないよう願うばかりです。
特色を使った2色印刷は、デザインをするのが難しい印象があります。まず仕上がりをイメージするのが、なんというか冒険そのものです。写植版下時代は勘を働かせる必要があったし、今はモニターがあるのである程度イメージしやすくなっているけれども、「モニター上の色を信頼しすぎると大変なことになる」と自分に言い聞かせながらデザインしないと刷り上がった時にガッカリしてしまいます。
きちんと伝えなければいけない文字などの情報をスミにし、もう1色をデザインのあしらいなどの役目をするようにすると割とうまくいくような気がします、私の場合。
自分がデザインする上でものすごく影響を受けたモノのひとつにブルーノートのアルバムジャケットがあります。ブルーノートのアルバムジャケットには2色印刷のものが多いのだけど、印刷費を抑えるために2色印刷していたという話もあるので見た目の良さは色の数ではないことがよくわかります。
ブルーノートのCDは売るとわりと高額で買い取ってくれるので、家にあったCDをずいぶん前に結構売ってしまいました。地道に買い戻しているのだけど…なかなか見つかりません…。
予算が足りない時も、是非弊社にお問い合わせください!
能登