朝、玄関を開けた瞬間の空気が、もう完全に“冬の匂い”になっていました。ついこの前まで「まだ秋かな」なんて思っていたのに、いつの間にか吐く息は白く、手袋がないと指先が冷たい季節に。12月の札幌は、本当に季節の移り変わりが早いですね。
街を歩くと、イルミネーションが一段と存在感を増していて、冷たい空気の中で光がより澄んで見える気がします。
雪は降ったり溶けたりの繰り返しですが、足元は油断できない状態になってきました。
お店ではすでにクリスマスやお正月の準備が始まっていて、あっという間に年末モード。買い物に行くたびに「今年も残りわずかだなぁ」と、自然と気持ちが締まっていく感じがあります。街の人の歩き方もどこか急ぎ足で、師走らしい熱気が漂っています。
ふと今年を振り返ると、いろいろあったような、あっという間だったような……。
でも、こうして季節の変わり目に気づけるのは、なんだか少し贅沢なことのようにも思えます。
残り数週間、ゆっくり温かい飲み物でも飲みながら、穏やかに締めくくれるといいなと思います。










