やれ
アイデアを練る時にいきなりキーボードとモニターに向かう人がいると聞きますが、私はペン(シャーペンですが)と紙がなければできません。アイデアを練る…というか整理する、に近いかもしれません。
デザイナーを志した頃からの習慣なので変えられないというのもあるのだけど、メモの役目もあるので紙とペンがピッタリなのかも。
そのラフスケッチやアイデアスケッチを後から見ることもあるだろうと考えて、ノートやクロッキー帳を買ってきてラフスケッチを描くのだけど、なぜか長続きしません。普段どうしているのかというと、破れかかったコピー用紙の裏に描きます。
『やれ』のことですね。
やれだと何故か描くことができます。で、仕事が納品されると大体のラフスケッチは捨ててしまいます。
それでもやっぱり後で見返すことがあるかもと思い、『やれ』をステープラーで留めてノートの状態にしたこともあるのだけど、これも長続きしませんでした。自分でもどうして描けなくなるのかはよくわかりません。
このことがすごく面白いと感じて、オリジナル商品『やれやれ』というネーミングの手作りノートを制作したことがあります。中身はもちろん、やれ。ネーミングの元ネタは某有名作家さんです。
これなら描くことができるかもと期待しましががやっぱりダメでした…。ノートの状態だとペンが進まないのかなあ。知らんけど(言ってみたかった)。
ちなみにこの『やれやれ』、3冊制作し、テレビ塔で開催のZINEイベントに出展した際に出品したのですが2冊売れました。うれしい気持ちと申し訳ない気持ちを味わうという貴重な経験をしました。
ふざけていない真面目なノート(?)も制作しますので、会社のノベルティなどでお困りの際は弊社へお問い合わせください!
能登