この言葉は、誰もが知っている世阿弥の言葉です
私も年をとって、仕事をやり遂げ有頂天になって心が弛んでしまうことがありました
その弛みが、会社の危機に繋がることもありました
反対に行き詰まって勢いがなくなり、どうにもならなくなったとき、もう一度初心に帰って
やってやるぞと切り換え、立ち上がることこができることもありました
どんなときも初心を忘れず、新たな気持ちで取り組むことが大切なんだと思います

是非の初心忘るべからず
「花鏡」世阿弥
時々の初心忘るべからず
老後の初心忘るべからず
初心忘るべからずには、深い意味が含まれています
「是非の初心忘るべからず」には、未熟だったときを忘れず、いつも向上させていかなければならないということ
「時々の初心忘るべからず」には、新たなことをするときは、初心者であり未熟さ、つたなさがあり、その時々を忘れてはならないということ
「老後の初心忘るべからず」には、年をとって初めて行うことも初心であり、年をとったからもういいとか、完成したということはないということ
初めてのことに取り組む新鮮な気持ち、自分の未熟さ、つたなかったこと忘れるな、
そしてどんな時も初心を忘れず、取り組んでいかなくてはならない
一生 初心忘るべからず
