オジー・オズボーン

オジー・オズボーンが嫌いだ。
そもそもハードロックやヘヴィメタル全般が嫌いだ。

様式美を追求した音楽性は進化することを拒否しているようにしか思えないし、必要のない長いギターソロはお決まりのように鳴らされるし。
メンバーはだいたい長髪で、他の人と違うファッションをしようという発想はないのだろうかと、ずっと思っていた。

友人に大のメタルファンがいて、ドライブに行くとオジーやメイデンなどをカーオーディオで流すのだけど、アルバムにだいたい1曲は入っているバラードや、延々と続くギターソロで吐き気を催していた。

ロックは既存のものを破壊する反抗の象徴のはずなのだけど、メタルのサウンドにはそれが感じられないし、テンプレートにはまった音楽性に嫌悪感を感じる。
当時自分が好んで聴いていたのはネオアコやソフトロックだったので、それと対極にあるオジーたちが本当に嫌いだった。

――と、メタルが嫌いだということを友人の前などで叫び続けてきたのだけど、実は嫌いではありませんでした。
むしろ、好きな部分もあったりします。

自分が洋楽チャートに関心を持ち始めた頃はLAメタル全盛期。上位にランクインする曲は自然と耳に入ってきていて、意外とキャッチーだったりするので好きな曲もいくつかあったし、当時なぜか同級生の弟くん(会ったことがない)がロックやメタルのCDを貸してくれていたのだけど、その中にデフ・レパードの『ヒステリア』があり、今でも好きで聴きます。

オジーとの出会いは、MTVで流れた「クレイジー・トレイン」。
オジーのこともメンバーのこともよく知らない状態で観たのだけど、飛行機事故で亡くなったランディ・ローズをフィーチャーしたビデオクリップが感動的で、曲もキャッチーでカッコよく、「クレイジー・トレイン」は今でも自分の頭のすみっこにずっとこびりついています。
好きなくせに友人に悪態をついていた当時の自分は単なるPUNKの真似事だったし、この年齢になると申し訳なかったなと思うこともあります。懺悔。

2025年末にNHK-FMでオジーの特番が放送されました。
近年、オジーの体調が悪いことは有名だったのだけど、7月には座った状態ながらも歌う姿を見せてくれ、世界が感動したし、まだできるじゃん!と思った矢先にこの世を去ってしまったことは本当に悲しかった。
その3時間の特番を90分テープ2本に録音し、勝手にカセット周りのデザインをしました。
ちなみにこの番組でのリクエスト曲1位はクレイジートレインでした!
オジーのステージなどでのエピソードに関する生き物をイラスト化し、オジー・オズボーンのロゴカラーを用いて、欧文フォントで構成。どうしても背景は黒になってしまうなあ。

マーティ・フリードマンによるミュージシャンの目線で語られるオジー話がとても良かったので、年が明けてからも何度か聴いてます。

能登

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