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生成AIがクリエイティブ業界にもたらす影響

先日、Too札幌主催のAdobe Fireflyセミナーに参加した。Adobe Fireflyは、Adobeが2023年3月に発表した生成AIであり、本セミナーは、同ツールのβ版リリース後開催された一般向けのイベントであった。

会場はほぼ満席であり、参加者はデジタルクリエイターだけでなく、AI技術に関心の高い一般層まで、幅広く見られた。参加者たちは、セミナーの内容に熱心に耳を傾け、メモを取ったり、写真を撮影したりするなど、高い関心を示していた。この様子は、1990年代のDTP革命時におけるデザイナーたちの熱狂を彷彿とさせる。

DTP革命は、印刷業界に大きな変革をもたらし、デザイナーたちの作業効率を飛躍的に向上させた。同様のことが、生成AIの導入によっても起こりうる。Adobe Fireflyのようなツールは、デザインの自動生成や画像の自動編集を可能にし、クリエイターの作業負担を軽減する。

しかしながら、AIはあくまでツールであり、クリエイターの創造性を代替するものではない。AIが生成した素材をどのように組み合わせて、どのようなコンセプトで作品を作り上げるかは、依然として人間のデザイナーの役割である。

AI技術の進歩は、クリエイティブ業界に大きな影響を与えることが予想される。デザイナーは、AIを効果的に活用することで、より創造的な活動に集中できるようになるだろう。一方で、AIに置き換わる可能性のある仕事も存在する。

本セミナーを通して、生成AIがクリエイティブ業界にもたらす可能性と課題を改めて認識した。今後の動向を注視し、AIと共存できるクリエイターへと成長していく必要がある。

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